2013/01/09

CES2013 Unvailedのめも

6日の16時から開催されたCESプレ製品紹介イベント「Unvailed」を取材しました。今年は昨年以上に会場が広い&参加者が多くて、まともに話を聞いたり写真を撮るのが至難の業でしたが、それでもいろいろおもしろいものを見つけることができました。

時間がないのでとりいそぎ、気になるものだけ写真とメモのみ公開していきます。

指にはめるマウスはめずらしくないのですが、こちらはプレゼン操作ツールに切り替えが可能だとか。レーザーポインタのおまけ付。こちらは実物をサンプルでいただいたので、レビュー紹介などもする予定です。

事前にDMをもらって気になっていた小型スピーカーCUBE。手のひらにちょこんと乗るカワイサで音の迫力はなかなかのもの。

去年あたりから再び注目を集めている視線入力技術の会社のデモ。ノートパソコンの下に専用のデバイスをとりつけて動かす方式で、実際に動かしてみたのですが、キャリブレーションの時間が約1分でインストラクションもカンタンなのが驚きました。その後の操作ももちろんスムースで、移動のスピードも視線の位置である程度コントロールできるのがおもしろかったです。

同じく視線入力の会社からは地図のガイド操作のデモも見せてもらいました。地図アプリで道案内を表示させて、AからBへの移動ガイド(矢印などで方向を指示する)を目線で追っていくと、地図の位置もそれにあわせて移動するというもので、これは近いうちにきそうな技術でした。

緊急時専用携帯電話端末「SPORE ONE」は15年間充電なしで使える優れもの。緊急時にスイッチを入れると通話できて、さらにGPS機能付き。これは災害用端末のデファクトになるかも。いや、今の日本に必須デバイスになりそう。

Kicksttarter出身のオシャレな電話機「Ueban Hello」。

底にあるボタンを押すだけで既存の電話機の子機になるというもの。

会場で人だかりがすごかったのが「HAPI LABS」が開発したセンシング機能付のカトラリ。食事の記録を自動的に収集してくれるというものフォークとスプーンがある。今はデータの吸い上げは柄の部分をパソコンに差す方式のみとのことで、次のバージョンはBluetooth対応になるそうです。

3Dプリンタでオリジナルケースを作るアプリとサービスを一緒に提供している「Sculpteo」のデモ。こんな風に詩集を組み合わせることもできるのだとか。デザインやオーダーはiPhoneアプリから自在で、すでに試験的にサービスは始まってるもよう。

おしゃれスピーカーメーカJONGOの新製品「PURE」。音を飛ばすのはWi-Fi方式で、遠くまでとばせるとか。

canopyが出展していたiPhoneケース「SENSUS」は、画面を裏側のセンサーから操作できるというもの。これもおもしろそう。

Lenovoとかも出展してました。

こちらはいくつかある会場の入口。今年はバーコーナーが外にあるぐらい、会場が広いというか、人が集まりすぎ!!

iPhoneやandroidを視線で操作するデバイス。デバイスそのものはAndroidで作られているそうです。

muCharge社のminiUSBケーブル付きのモバイルバッテリー。この他にもいろいろタイプあり。

デジタルクレヨンペン、とでもいえる商品。ペンの色を変えた状態でカメラにタッチするとその色でおえかきできる。
それにしても今回は去年に比べてスペースは広いし、プレスの数も多すぎ。あまり並ばないで入れたのはラクでしたが、写真を撮ったり、話を聞いたりするのは一苦労でした。とはいえ、CESではいちばんおもしろいイベントの一つであることにかわりはないですね。

2013/01/07

STRAGE VISON 2013をのぞいてきました

来年行こうと思っている方々のための参考メモとして。

会場はリベラ・ホテルのコンベンションセンター。展示会とカンファレンスが同じフロアにあるという、こぢんまりとした規模で、CESよりもはるかに男性比率が高くて、会場内に女性は自分も含めて10人いるかいないか(スタッフはのぞく)。展示もテーブルを並べただけであっさりしていて、どちらかといえば情報交換を中心にコミュニティを楽しむいかにも内輪的なイベントという感じでした。

たとえていうならAUGMっぽい感じでしょうか。なぜか会場に入ったとたん、スティーブ・ウォズニアックさまに遭遇したので、なおさらそんな印象だったのでした。

STRAGE VISON 2013

会場入口に入ったところ
ブースはこんな感じでこぢんまり
ラジオ番組をやってるのがいかにもアメリカ?
NHKのキーノート

アメリカ・空港・ノマドワーク

毎年新年にCESを取材するようになって10回目ぐらいになりましたが、ここ数年で移動中のネットのアクセスや電源の確保はほとんど困らない状況になってきました。電源はゲート前にスポンサー付で提供されてることが増えましたし、専用デスクのようなものも当たり前に。特にネットは無料で使えるのが当たり前になってきました。

パターンとしては、公開されているアクセスポイントにつないでから、ブラウザを開いてアクセス手順をふむだけ。その時に広告ががんがん表示されるのですが、それゆえに無料なのでしょうね。空港内や旅先でのお役立ち情報も見られるので、なかなかよい方法だと思います。

にしても、飛行機内でのスマートフォンのマナーはえらいことに。出発直前までメールしてるし、着陸するやいなや着信音があちこちから聞こえるのは当たり前。というか、デルタでは有料ながらWi-Fiがふたたび提供されるようになってました。まあ、移動中はほとんどがタブレットやパソコンで映画やドラマ見てる人ばかりってのにも驚かされましたが。

今年もCESは動画サービス系の出展が多くて、それ関係のイベントもいろいろあるのですが、スマートフォン&タブレットでの視聴者増加がそうしたビジネスを加速させてるのかもしれない、と実感したのでした。

ということで、これが機内でアクセスしてみたDELTAのWi-Fiサービス画面。お値段は1時間5ドルから。このサイトの内容が機内販売中心に充実しまくりなのがおもしろかった。


2013/01/06

Apple Store あるところに Windows Shop あり

アメリカに行くと全国各地にモールと呼ばれる巨大施設がイオンかジャスコのようにどこでもあるのですが、そうした施設の中にはほぼ必ずといっていいほど Apple Store があったりします。それをチェックするのがモールに行く理由のひとつだったりするのですが、今年はその状況にちょっとした異変が・・・

すでに2つの Apple Store を見かけたのですが、そのいずれにも Windows もしくは Surface のストアがあるのです。ミネアポリスのMall of America の場合はショップの内容もうり二つのうえに、位置は真正面という素晴らしい配置。








今年の CES 2013 では Apple に続いて Windows も出展しなくなったのですが、アメリカにいれば毎日のように両方の出展が楽しめるからってのもあるのやもしれません。

Mall of AmericaのLEGOショップは豪快だった

CES取材行の飛行機でのトランジットを利用して、ミネアポリス空港からトラムで10分ほどのところにある「Mall of America」に行ってきました。

さすが全米最大級のモールだけあって何もかもが豪快。室内に巨大な遊園地があるのですが、それもすべて絶叫系というのが笑えました。




そして、ここにある LEGO STORE がさらに豪快。建物そのものはペラペラな作りなのですが、壁の外側には作品展示コーナーがあったり、さらにその上にヘリコプターやロボの作品がどかーんとあるという、巨大屋内施設ならではのショップデザインに。中はもちろん新作から旧作までぎっしりで、個人的にはarchitectureシリーズが興味深かったです。



にしても一番豪快だったのは、LEGOパーツばら売りコーナーでしたね。壁一面に色分けしたパーツが並んでいて、カップに詰め込み放題で買えるという・・・いやはや、こうしたところから新しい作品が生まれるのだとつくづく実感いたしました。





日本にも LEGO STORE が増えてますが、近いうちにこんなのもできるかもしれませんね。

Mall of America の LEGO STORE

ミネアポリス空港での時間のつぶしかた


毎年恒例のCES取材ですが、今年は異様に飛行機が混んでいたせいで、予定よりも2日ほど前倒しで米国入りすることに。さらに、乗り継ぎもひどく悪くて、なんと成田からいったんミネアポリスまで飛ぶことになってしまいました。トランジット時間は驚きの8時間。なんだかんだで入国に1時間かかっても残り7時間。というわけで、空港から直接トラムに乗れるということで、ふらりと街中に出かけてみました。



トラムことライトレールは、ヨーロッパや日本でも富山や広島で走っている路面電車のようなもの。ちなみにチケットは駅にある自動販売機で購入可能。プリペイドカードなどもあります。トラムの乗車料金は全線1.75ドルでラッシュアワー2.25ドル。1枚のチケットで約2時間半は乗り降り自由というルールです。改札はないのですが、たまに検札が来るのだとか。今回は1度だけ切符を見せろと言われました。

当日はどこまでも青空が広がる晴天で車両内はあたたかいものの、外気温はー11度の氷点下。電車内がそこそこあったかいのは車両のドアが開閉する時間が短いからだったりします。たとえば終着駅に止まっている間は閉まりっぱで、乗り込むにはドアに付いてるボタンを押して自分で開かねばならない。開けたら閉じるのは自動なので、発車のためにドアが閉まったかと思ってぼーっとしてると、発車前にもう一度ドアが全部開くという仕掛けになっておりました。こういうのは日本でも仙台をはじめ、雪深いエリアの電車ではよくある仕様ですが、空港駅では普通に開閉したのでその仕組みに気が付くまで一瞬とまどいました。

そんなこんなでダウンタウン側の終着地点にしてメジャーリーグのミネソタ・ツインズの本拠地であるTarget Field終着駅までの約25分の間、景色はめまぐるしく変化します。雪景色が続いたと思ったら、公園や大きな道路を横切って、アメフトチーム、ミネソタ・バイキングスの拠点なんかも通って、巨大ビルが集まるエリアへ突入。そこから5分ぐらいで終着駅に到着します。





せっかくなので球場を撮影しようと電車を降りたら、みるみる体が凍ってえらいことに。やはりー11度はダテじゃなかった。結局、そのまま反対の終着駅Mall of Americaへ移動。ここはモールの中にラスベガスのように遊園地があったりするのですが、この寒さだとこれぐらいの巨大施設はいるかもしれないなぁと納得したのでした。にしても遊園地は絶叫系中心で、大人が乗ってるほうが多かったのが印象的でしたね。子どもはどこに集まってるかというと、巨大なLEGOのお店の中とかだったり、アクアリウムだったり、映画館だったりするのでしょう。








トラムで往復約1時間の旅でしたが、ミネアポリスという街がどんなところなのか、ちょっとだけ見られただけでもよかったです。空港の中も充実していて、たとえばiPadで注文ができる日本料理店なんてのもあったのですが、結局は乗り継ぎぎりぎりまで遊んでしまって、空港内はそれほど探検できませんでした。でも、こちらも地図を見るかぎりはものすごく充実していて、案内もなぜか英語と日本語になっていて、また乗り継ぎがあってもここの中だけですごしやすそうな感じでした。




次に行く機会はほとんどないであろう場所だけに、今回だけは楽しめた乗り継ぎ旅行でありました。