2012/08/30

防災の日を前に登場するネットでの防災対策をまとめてみる

9月1日は防災の日。いわずと知れた1923年に関東大震災が発生した日でもありますが、その日に向けて、ネットを利用したさまざまな防災対策が打ち出されております。

グーグル、安否情報サービス「パーソンファインダー」の体験版を常設
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120830_556301.html?ref=rss

東日本大震災で最も注目された安否確認システム。当時利用されたページは2011年10月末付けで一旦閉鎖されていますが、今回は9/5まで同じシステムが利用できるようにしているのだとか。9月1日前後には、例年各キャリアが安否確認サービスを利用できるよう開放するのですが、そのネット版ともいえそう。登録したデータは6時間経つと自動削除されるそうです。

現在、総務省消防庁では、「ソーシャルメディアによる緊急通報の検討会」(PDF資料を立ち上げて、大規模災害時にSNSを使って緊急通報ができるようにするかを検討しているところですが、それとは別にTwitterではいち早く、119番が使えないときの「救助要請」方法を公開しています。

Twitter、119番が使えないときの「救助要請」方法を公開
http://blog.jp.twitter.com/2012/08/rescue.html

住所の明記やハッシュタグの使用などが説明されていますが、公式リツイートの説明がないのは大丈夫なのかな、という感じも。こちらも通常の緊急通報同様にいたずらがあるのはまちがいないでしょうが、そのあたりの対策も合わせて登場することに期待したいところです。

さらに9/19にはSNS関連企業が合同で「第一回ソーシャル防災訓練」を六本木で開催されることになりました。こちらは現在、参加者を募集中。平日朝10時から昼まで参加できる人は、Twitterから応募してみてはいかがでしょうか。ちなみに当日は取材で参加いたしますが、午後から行われる予定の防災レクチャーにて、六本木ヒルズ上階にある、東京都ジオラマが直接見られるらしいので、それがとても楽しみだったりします。

しかして、政府ならびに各キャリアも、実際に災害がおこってはじめて対策が進むというのは、何とも心配な限り。キャリアを超えて安否確認が検索できるようになったのが、本日から(ドコモプレスリリース)というのもびっくりしました。

かように、自分の身は自分で守らなければならない状況ではありますが、そのためには日頃からの備えがますます大切。これを機会に、試せることはぜひとも試しておくことをオススメいたします。