2013/02/21

モビリティを改革する日本のものづくりベンチャーたち


昨年頃からのMakersブームによって、世界中でものづくりベンチャーが激増中。彼らの資金&ファン獲得の場になっている、Kickstarter では次のAppleやSONYをめざす新しい製品たちが連日のようにサイトをにぎわせていたりします。

そして、日本ではモビリティをテーマにしたものづくりベンチャーが注目されていて、その中の1社である電動二輪バイクの開発メーカー「テラモーターズ」の徳重徹社長にインタビューをさせていただきました。

意外だったのは徳重社長は工学部出身であるものの、バイクやモビリティ、モーターや電機メーカーらとの接点はほとんどないということ。だからこそ新しい視点でモビリティ市場に切り込める、という発想はかなりユニークだと思いました。2年で日本のシェアトップになったとのことですが、さらにデザイン性のある製品を発売するということで、これからの動きに注目したいところです。

さて、日本のモビリティ系ものづくりベンチャーといえばもう一つ、 2011年12月の東京モーターショウでの展示を拝見してから注目していた、電動車椅子(最初は普通の車椅子にアタッチメントできるアシストシステムでした)を開発している「WHILL」さんにも期待していところ。今年(2013年)2月9日にラフォーレ原宿で開催された「Japan Night」のセミファイナルに進出する6社に選ばれ(テラモーターズさんは残念ながら今回は選ばれず)、3月5日にSan Franciscoで開催されるファイナルで、どのような反響があるのか楽しみなところです。

「Japan Night」のファイナルについては、ちょうど渡米時期と重なったということもあり、現地取材に行ってまいります。その模様については、TwitterやFacebook、また記事としても紹介するつもりですので、どうぞご期待ください。


「テラモーターズ」徳重徹社長のインタビュー(後編は後日公開)

Japan Nightセミファイナル会場にて公開されていたWHILLさん開発の電動車椅子。プロトタイプながらデザインは未来そのもの。操作性も押すだけなので、高齢者や障害者もラクラク操作できそう。こんなところからモビリティの未来は変わるのかもしれない。