ということで、六本木アートナイトのつづきはミッドタウン編にて。
六本木ミッドタウンではNHKで放送中の「デザインあ」とタイアップしたイベントがメインで、ビルのど真ん中にも造形作家の関口光太郎氏によるオブジェが展示されるとか、大プッシュ状態でありました。グッドデザイン賞事務所のあるデザインハブでは、「テクネ 映像の教室」展を21時までやってたり。敷地内にある21_21 DESIGN SIGHTの デザインあ展も24時までオープンしてたり。
実は“PechaKucha × デザインあ展”をみんなで見に行こうとしてたのですが、こちらはスタート前だというのに会場の外に長蛇の列がでてきていてびっくり。新規入場者も半券を持ってて再入場するという人も、一緒に列に並ばなくてはいけないという状況で、しかもほとんど列は動かず。結局、こちらは残念ながら入場を諦めることにいたしました。
さて、その他はといえば、中庭エリアで船をテーマにした展示物がいくつか。うち一つは船に乗ったクマがバルーンアートをするというものだったのですが、このクマがまったくかわいくなくて、無表情なのがシュールでしたね。声や音を拡大する船もあったり、こちらも参加系のアートが中心という感じでありました。
ビルの中では、ことばのアーティスト・イチハラヒロコ氏によるコピーがあちこちにあって、みなさん写真をがんがん撮ってました。去年の巨大コケシのオブジェのようなインパクトはなかった変わりに注目を集めていたのが、フランス発のパフォーマンス「ブランシュ・ネージュ」によるインスタレーション。いわば、アートによるお芝居という感じで、白雪姫があちこちで何かしらのパフォーマンスをしておりました。目の前にいた白雪姫は機関銃を抱えて、足下が軍靴だったのですが、観客の中に溶け込んでて最初はそういうお客さんだと思ってしまったぐらいでした。
にしても、ミッドタウンもとんでもない人数のお客さんで、どのパフォーマンスもちゃんと見られない状態でありました。今年はTEDxTokyoなどで一緒にいろいろがんばっているメンバーと会場を回ったのですが、移動するだけでぐったりしてしまって、ちゃんと作品が楽しめたかどうかという感じ。本当に楽しくなるのは深夜を超えてからだということなので、最後まで残ってたメンバーに機会があれば感想を聞いてみたいと思っております。
いろいろありましたが、みんなでわいわい六本木の春のお祭りを楽しむにはとてもよいイベントなので、来年もぜひとも参加してみたいところであります。
六本木アートナイト 2013